6月7日 NANCAR DAY 開催レポート

年1回のオープンハウスイベントにとどまらず、一年を通じて”ものづくり”を軸に人と人とが交流することを目指す「DESIGN KYOTO」。コミュニティの合言葉「なんかしよう〜」をもじり、「なんか」→「なぬか」→「なのか」→「7日」ということで、毎月7日を、なんかしようの日!= NANCAR DAY(ナンカーデイ)と定め、交流イベントを開催しています。

【6月のNANCAR DAY】みんなでアイデアを出し合おう!クラフト × ハッカソン = クラフトソン を開催!

クラフトソンとは…

京都の様々なモノづくりの技術や素材と多種多様なクリエイターが混じり合うことで、新たなアイデアを創出する、クラフト×ハッカソン = 「クラフトソン」。2017年からスタートしたこのイベントを通じて、起業に至った事例や、商品化された事例、プログラムを通じて出会った人たちで新たにプロジェクトを立ち上げて大きな賞を受賞した事例など、様々なことが生まれてきました。

こうした様々な芽が生まれる機会をたくさんつくりたい!ということで、今年度より、平日のNANCAR DAYには、クラフトソンを実施していきます。

【今回の課題】 日々ものづくり現場から出てしまう、廃棄物の有効利用を考えたい

今回の課題提供者は、川島織物セルコンで緞帳(どんちょう)や祭礼幕のデザインを担当されている大久保 幸子さん。手織りから機械織りまで、多種多様な織物を生み出す川島織物セルコンさんでは、日々、染色用のネット・ヨコ糸の結び目くず・カーテンの尺角・カーテン生地の耳など、たくさんの廃棄物が出てしまうそうです。

少しでもそうした廃棄物を減らそうと、社員でアイデアを出し、オリジナルのアクセサリーやバッグを生み出しているものの、それだけでは追いつかず、有効利用ができるアイデアを!ということで、課題提供いただきました。

川島織物セルコンさんの現場からでる廃棄物。見方を変えれば宝の山かも!

アイデアがどんどん広がり、盛り上がるチーム

約2時間という限られた時間でしたが、50を超える様々なアイデアが出され、出されたアイデアに新たなアイデアが加わって、発想がどんどん広がり、会場はおおいに盛り上がりました。まさに「三人寄れば文殊の知恵」。クラフトソンには大きな可能性があると改めて感じる時間でした。

クラフトソンの流れ

①課題提供(質疑含めて30分)
事業者(作り手等)から仕事内容の紹介+将来に向けて課題に感じていることを発表

②アイデアブレスト(30分)
提供された課題について参加者でブレストし、課題を解決するアイデアをできる限り多く出しまくる

③アイデアブラッシュアップ(30分)
出されたアイデアから選抜し、グループに分かれてアイデアをブラッシュアップ

④アイデアプレゼンテーション(30分)
ブラッシュアップしたアイデアをグループ別に発表し、講評し合う

⑤打ち上げ・交流会

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