オンライン対談 vol.7 竹影堂 中村佳永氏

終了

DATE
2020/06/26FRI
TIME
17:00 – 18:00
PLACE
Youtube Liveにて配信(DESIGN WEEK KYOTOチャンネルより)
FEE
参加無料

こんにちは!
今回の【DWK】ONLINE DIALOGUE Vol.7のゲストは竹影堂 中村佳永氏です。

竹影堂さんは、京都で江戸後期(約200年前)より金属工芸を営み、現在7代目を中村佳永さんがその伝統を受け継いでいます。手作業での製造にあえてこだわり、金銀銅をはじめとする金属素材を中心に、茶道具・仏具・香道具など幅広く製作するほか、修復・修繕も行っています。

今回の対談では、竹影堂さんの成り立ち・つくられているものは勿論、「金属ほど加工方法が多いものはない。」という金属の機能性・そして長く使い続けているからこその美しさがある、という事をお話いただいております。

受け継がれてきた金属加工の技がつまっています。

糸鋸で金属をくり抜いている様子(「機械で抜いた方が安くつくが、人は育たない。」という中村さん。詳細はぜひ動画で..!!)

■トーク内容

①竹影堂さんについて
~江戸時代刀 錺を作っていた所から株式会社 竹影堂を設立するまで~

②竹影堂さんがつくられているもの
~茶道具・仏具・香道具から金物など金属に関するものであれば幅広く~

③金属の機能性
~「金属ほど加工方法が多いものはない。」~

④長く続けていくからこその美しさ
~ある料理屋さんに言われた一言~

⑤かざりや 鐐(りょう)について
~若手の雇用も生みながらの人材育成~

⑥中村さんの教育の思い
~裾野を広げたい(金属は手で加工できることを知ってほしい)~

⑦中村さんを変えた一言
~博物館で「今どきこんなもの作れないよねー」という一言~

⑧今後取り組みたいこと
~身近で使えるシュガーポット~


江戸時代から続く竹影堂で15の頃から働き、様々な経緯を経て7代目を継がれた中村さん。30歳手前で博物館で聞いたある一言で、自分自身が自分のためにものをつくりたいと強く思ったそうです。その後、それまで以上に励み、中村さんが継ぐ頃は既存の注文を2割まで減らして、1年間自分達の作品づくりをする時代をつくられました。今では教育にも力を入れておられ、ご自身も60歳で大学卒業の学士を取得されています。ぜひ動画で中村さんの魅力をご覧ください。