モノづくりの今と未来に触れる1週間

DESIGN WEEK KYOTO 2024

8.26MON–8.30FRI MADE IN KYOYO TOURS 8.31SAT–9.1SUN モノづくり対話 @京都リサーチパーク

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DESIGN WEEK KYOTO 2024

Evolving
“MADE IN KYOTO”

京都から
日本のモノづくりを
次のステージへ

京都は、日本および世界の各地からその時代の感性や技術を貪欲に吸収し、
独自の美意識と感性、そして切磋琢磨し合う精神性を持つ使い手と作り手が一体となって
魅力的なモノ・コトを生み出してきました。

これからの時代において、そういった先人の姿勢を受け継ぎながら、
次の時代を切り開くために「MADE IN KYOTO」の意味を捉え直し、
現代、そしてこれからの世界にとって必要な価値を生み出していけるタイミングは、 先人たちの知恵がまだギリギリ残っている今です。

DESIGN WEEK KYOTOは、「MADE IN KYOTO」の現場を開いて交流を促進するという
ステージから、次のチャレンジのステージへと移行します。
「MADE IN KYOTO」の意味を革新するために。

DESIGN WEEK KYOTO 2024 国際カンファレンス開催に向けてクラウドファンディング実施中

PROGRAM

MADE IN KYOTO TOURS

DESIGN WEEK KYOTOは、世界各地の創造性あふれる街でスタンダードとなっている「多様性あふれる交流の場」を京都で実現するべく、多様なモノづくりの現場をオープンにして交流を促進する「オープンサイト」の国内における先駆けとして、2016年より開催してきました。
本イベント期間中、京都府内各地のモノづくりの現場を舞台に、モノづくりを知り、担い手と交流できるツアーを実施いたします。単なる現場訪問に留まらず、地域のモノづくりの背景にある風土や文化をコーディネーターとともに巡り、議論を交わすことで、より深い交流の場としていきます。

8.26MON
9:50–16:30

Tour A:京都 × ブランド 〜生涯ファンの作り方とは〜

川島織物セルコン(テキスタイル)→ ビゴーレ・カタオカ(自転車)→ 吉靴房(革靴)

9:50–16:00

Tour B:素材 × コラボレーション 〜コラボのポイントとは〜

佐藤喜代松商店(漆)→ 誉勘商店(テキスタイル)→ 楠岡義肢製作所(義肢装具)

8.27TUE
10:00–16:00

Tour C:デジタル × モノづくり 〜DX な働き方とは〜

美研繊維(テキスタイル)→ 日双工業(金属加工)→ ITAYA KOBO(住宅)

8.28WED
10:00–16:00

Tour D:自然素材 × 文化 〜亀岡の歴史と循環するモノづくりに触れる旅〜

保津川 → 古一漆工(漆)→ 出雲大神宮 → 川崎すだれ(すだれ)

8.28WED–8.29THU
9:00–18:00

Tour E:古代から最先端まで 〜ディープ丹後の奥深さに出会う〜

28日
谷勝織物工場(テキスタイル)→ ヒロセ工業(金属加工)→ 創作工房 糸あそび(テキスタイル)

29日
田勇機業(テキスタイル)→ 溝川家具(家具)→ PARANOMAD(テキスタイル)→ デザイン橡(テキスタイル)
丹菱(テキスタイル)

8.30FRI
10:15–18:00

Tour F:過去・現在・未来をつなぐ。中丹をつなぐ。

三葉商事(刺繍)→ 波多野製作所(金属加工)→ コアマシナリー(金属加工)

モノづくり対話

会場:京都リサーチパーク

様々な立場からモノづくりに携わる国内外のプレイヤーや専門家が集い、2日間に渡ってゲストによるスピーチと、対話を中心としたユニークな形式でのカンファレンスを開催します。これからあるべきモノづくりについて、多様な視点で参加者同士によるディスカッションと交流をおこないます。

8.31SAT10:00–18:00
PROGRAM 1
高須賀 活良 氏
Artist / Director / Textile Designer / Producer
小林 泰紘 氏
エコシステミック・カタリスト
リジェネラティブ・ファシリテーター

モノづくりの原点回帰:アニミズム的観点から日本のモノづくりを捉え直す

高須賀 活良 氏
1986年生まれ。東京造形大学でテキスタイルデザインを学ぶ。日本各地を旅し、その土地にある素材にインスピレーションを受け作品を制作。モノづくりの始まりは「土」からであるというコンセプトのもと、原始布の研究。2011 年修士号取得。アーティストとして国内外で作品の発表の他、織物産地でのテキスタイルデザイン、ファクトリーブランドの立ち上げ、アートディレクターとして活動。2016 年「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクターに任命。

小林 泰紘 氏
人と自然の関係を問い直し、人が他の生命や地球環境と共に繁栄していく未来(リジェネレーション)に向けた探究・実践を行う共異体 Ecological Memes 共同代表/発起人。趣味が高じて通訳案内士や漢方・薬膳の資格を持つ。環境再生型のコミュニティ農園「かすかべ農園」園主。菌と共に暮らす ぬか床共発酵コミュニティ主宰。馬と人とが共にある クイーンズメドウ Studios 企画ディレクター。IDEAS FOR GOOD Business Design Lab アドバイザー。一般社団法人 EcologicalMemes 代表理事。『リジェネラティブ・リーダーシップ』を日本に伝え、実践・深化させるためのリーダーシッププログラムや翻訳活動も展開中。

PROGRAM 2
桐村 里紗 氏
地域創生医/tenrai株式会社 代表取締役医師
Feilang Tseng 氏
株式会社ROOTS 共同代表
小林 新也 氏
合同会社シーラカンス食堂代表

地域に合ったモノづくり:地域の風土・文脈・コミュニティから考える

桐村 里紗 氏
地域創生医、tenrai株式会社 代表取締役医師、東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻道徳感情数理工学講座共同研究員公益財団法人日本ヘルスケア協会・プラネタリーヘルスイニシアティブ代表理事。
人口最少県人口最小の町・鳥取県江府町を拠点に全国の霊山と流域をネットワークし、人と地球の健康「プラネタリーヘルス」の社会実装を行う。東京大学で発明された量子ゲート数理「四則和算(哲理数学)」を応用し、ポストデジタル社会へのシフトによる新文明の萌芽を描く。著書に、プラネタリーヘルスの理論と実践の書『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)他多数。

Feilang Tseng 氏
サンフランシスコにて社会課題解決型のインダストリアルデザインを学び、卒業後インテリアデザイン会社でブランディングを手掛ける。2005年に帰国。11年間京都のオムロンヘルスケアにて数々のヘルスケア商品を手掛け、2016年より独立。京都市京北の茅葺古民家に住み、地域の魅力を引き出すコミュニティデザインを行う。現在は株式会社ROOTSとして、世界中の学生(香港理工大学、スタンフォード大学、北京大学附属高校など)や、ヨーロッパの建築の専門家を里山へ招き日本の伝統家屋を学ぶツアーなど、サステナブルスタディツアーを企画運営。

小林 新也 氏
1987年兵庫県小野市、表具店に生まれる。2010年大阪芸術大学(プロダクトデザイン)卒業。2011年イノベーションデザインを行う「合同会社シーラカンス食堂」を地元に設立。地場産業や伝統工芸品、下請ものづくり企業などの生産者が抱える問題解決に取り組んでいる。課題を自分ごとにするために2016年オリジナルブランド「MUJUN」をアムステルダムに設立。2018年7月に地元の刃物職人の後継者育成を目指して「MUJUN Workshop」を立ち上げ刃物生産開始(WIRED Audi INNOVATION AWARD 2019 受賞)。2020年4月ものづくりの自給率を高めるため、島根県の温泉津(ゆのつ)に誰もが職人になれる村「MUJUN Planet」をつくりはじめる(NHK Eテレ&NHKワールド、デザイントークスプラス出演)。2021年12月に「合同会社里山インストール」を温泉津に設立。22年里山と関連して世界遺産温泉津温泉街に「時津風」(ギャラリー・物販、カフェ・スナック、サウナ)を開店運営。23年関わりのある職人たちとアート創作活動とアート市場開拓を開始。アーティストとして2024年2月コンテンポラリーアフリカンアートフェア 1-45 出展など。

PROGRAM 3
中野 香織 氏
服飾史家/著作家
小林 新也 氏
合同会社シーラカンス食堂代表
寺西 俊輔 氏
株式会社MIZEN 代表取締役
ディレクター

モノづくりの持続性:循環の時代に、価値を共有し、利益も創出する

中野 香織 氏
イギリス文化、ダンディズム史、ファッション史、ラグジュアリー領域を専門とする独立研究者。海外ラグジュアリーブランドの動向のほか、日本のデザイナーや伝統工芸の取材も続けている。著書『「イノベーター」で読むアパレル全史』、『ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史』他多数、共著に『英国王室とエリザベス女王の100年』、『新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済10の講義』、監修書に『時代を変えたミニの女王 マリー・クワント』など。日本経済新聞、北日本新聞、LEONほか、多媒体で連載中。東京大学大学院修了。英国ケンブリッジ大学客員研究員、明治大学特任教授、昭和女子大学客員教授を歴任。

小林 新也 氏
1987年兵庫県小野市、表具店に生まれる。2010年大阪芸術大学(プロダクトデザイン)卒業。2011年イノベーションデザインを行う「合同会社シーラカンス食堂」を地元に設立。地場産業や伝統工芸品、下請ものづくり企業などの生産者が抱える問題解決に取り組んでいる。課題を自分ごとにするために2016年オリジナルブランド「MUJUN」をアムステルダムに設立。2018年7月に地元の刃物職人の後継者育成を目指して「MUJUN Workshop」を立ち上げ刃物生産開始(WIRED Audi INNOVATION AWARD 2019 受賞)。2020年4月ものづくりの自給率を高めるため、島根県の温泉津(ゆのつ)に誰もが職人になれる村「MUJUN Planet」をつくりはじめる(NHK Eテレ&NHKワールド、デザイントークスプラス出演)。2021年12月に「合同会社里山インストール」を温泉津に設立。22年里山と関連して世界遺産温泉津温泉街に「時津風」(ギャラリー・物販、カフェ・スナック、サウナ)を開店運営。23年関わりのある職人たちとアート創作活動とアート市場開拓を開始。アーティストとして2024年2月コンテンポラリーアフリカンアートフェア 1-45 出展など。

寺西 俊輔 氏
京都大学建築学科卒業後、YOHJI YAMAMOTO、CAROL CHRISTIAN POELL、AGNONA、HERMÈS にて約16年間に渡り国内外でデザイナー/パタンナーとしてキャリアを積む。2016年パリでのPREMIÈRE VISIONで現在のキャリアをスタートする契機となる日本の着物に出会い、2018年末日本に帰国、オーダーメイドで着物地から洋服を仕立てるARLNATA(アルルナータ)をスタート。2022年4月にデザイナーが中心のヨーロッパ型の現行ファッションに対し、職人とその技術を主役とする日本発ラグジュアリーの確立を目指す株式会社MIZENを設立する。2023年FORBES JAPAN主催「CULTURE-PRENEURS 30 2023」受賞。

9.1SUN10:00–18:00
PROGRAM 4
金島 隆弘 氏
金沢美術工芸大学美術工芸学部准教授
Juliette Chevalier 氏

アート視点で考察するモノづくり:心の中にある表現への想いに向き合う

金島 隆弘 氏
金沢美術工芸大学美術工芸学部准教授。専門は芸術学SCAPe・大学院修士課程(芸術学専攻)・博士後期課程(美術工芸専攻)、キュレーション・東アジアの近現代美術工芸。現代美術・工芸や民芸運動を主な対象として、創作における協働の実践的研究を行う。横浜、北京、台北、成都、京都など、東アジア地域でのアートプロジェクトや展覧会、交流事業、調査研究などを手がけた他、「アートフェア東京」エグゼクティブディレクター(11-15年)、「アート北京」アートディレクター(16-17年)、「アートコラボレーションキョウト」プログラムディレクター(21年)を歴任。

Juliette Chevalier 氏
フランスでデザインと文化プロジェクトマネジメントを専攻し、デザインを推進する2つの協会(会議、展示会)に勤務した後、2018年に文化省に入省し、デザインとファッションに関するフランスの文化政策を調整。
デザインとデザイナーを支援する公共政策の具体的な提案をもたらした「Assises du Design」を率い、ファッション業界の関係者の団結とファッション分野の学術研究の促進に貢献。2021年、アンスティチュ・フランセ日本(京都)に関西文化アタッシェとして着任。

PROGRAM 5
Enzio Wetzel 氏
Feilang Tseng 氏
株式会社ROOTS 共同代表
田房 夏波 氏
Local Wisdom Hub主宰

旅とモノづくりの関係性:考え込みすぎるより、旅に出よう

Enzio Wetzel 氏
ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都館長。1991年より ゲーテ・インスティトゥートに勤務。ゲーテ・インスティトゥート カイロで文化プログラム担当を経て、ミュンヘン本部 でアーティストと文化活動や文化機関を支援する部門「文化と発展」の主任を務め、組織の総合戦略にも携わる。その後、ゲーテ・インスティトゥート ブルガリア館長を務め、その功績が認められ、首都ソフィアの名誉市民の称号を授与される。

Feilang Tseng 氏
サンフランシスコにて社会課題解決型のインダストリアルデザインを学び、卒業後インテリアデザイン会社でブランディングを手掛ける。2005年に帰国。11年間京都のオムロンヘルスケアにて数々のヘルスケア商品を手掛け、2016年より独立。京都市京北の茅葺古民家に住み、地域の魅力を引き出すコミュニティデザインを行う。現在は株式会社ROOTSとして、世界中の学生(香港理工大学、スタンフォード大学、北京大学附属高校など)や、ヨーロッパの建築の専門家を里山へ招き日本の伝統家屋を学ぶツアーなど、サステナブルスタディツアーを企画運営。

田房 夏波 氏
伝統文化・工芸×体験のデザインに取り組むLocal Wisdom Hub主宰。地域で受け継がれてきた知恵から学び、現代の実践に活かすための体験プログラムを開発・提供する。1988年大阪生まれ。神戸大学国際文化学部で文化人類学を学び、2011年に総合化学メーカーに入社。経理や経営企画にて管理会計に携わった後、2015年に伝統産業の領域で事業を展開する株式会社和えるへ。自社ブランドの京都直営店の立ち上げ、ホテルの内装企画、学校や企業向けの教育プログラム開発など、日本の職人の技術や素材を活かした新規事業の推進に西日本事業責任者として従事。 2021年にイギリスに渡り、Royal College of Artにてサービスデザイン修士課程を修了。文化や工芸とデザインの交差点を模索している。

PARTY

クロージングパーティ

DESIGN WEEK KYOTO2024 のフィナーレを飾るクロージングパーティ。このイベントに参加されたみなさんと一緒にお酒とお食事を楽しんでいただきながら、イベントを通しての気づきや学び、感じたことなどをシェアする時間です。

ものづくり対話への参加は、チケットの購入が必要です。

チケット購入

SATELLITE EVENT

丹波口・梅小路エリア

イベント期間中、今回のメイン会場「京都リサーチパーク」がある丹波口・梅小路エリアにて、サテライトイベントを開催します。

8.26MON–9.1SUN
19:00–

梅小路エリア街歩き & クラフトビール KBL THE GARAGE で一杯

イベント期間中は、毎日その日のイベント終了後、新たな京都のクリエイティブエリアとして注目を集めつつある丹波口・梅小路エリアの街歩きツアーと、同エリアに新しくオープンしたクラフトビールのブリュワリー「KBL THE GARAGE」 にて美味しい京都茶ビールを片手に交流します。お気軽にご参加ください。
ご参加ご希望の方は、8月26日(月) 〜 9月1日(日)19:00にKBLに集合ください。

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OUTLINE

名称
DESIGN WEEK KYOTO 2024 -Evolving “MADE IN KYOTO”-
開催期間
2024年8月26日(月)~9月1日(日)の7日間
会場
京都リサーチパークをはじめとする、梅小路・丹波口エリアおよび京都府内各所
イベントページ
https://designweek-kyoto.com/dwk2024/
主催
一般社団法人Design Week Kyoto実行委員会
協力
合同会社アイ 村松勇輝 (グラフィックデザイン)/今宮神社(神事)/岩井巽(グラフィックデザイン)/梅小路クリエイティブプラットフォーム(運営協力)/株式会社梅小路まちづくりラボ(運営協力)/縁counter(広報)/小川清誠(カンファレンス運営)/KRPx(カンファレンス運営)/コミュニティ・バンク京信(カンファレンス運営)/COS KYOTO株式会社(全体企画・運営)/株式会社タクマデザイン(WEBデザイン)/同志社大学広告研究会add's(広報)/肥後祐亮(グラフィックレコーディング)/ひとへや 小黒恵太朗(写真撮影)/nola株式会社(グラフィックデザイン)/盛世匡(空間デザイン)
後援
近畿経済産業局/京都府/京都市/京都商工会議所/京都経済同友会/公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー/公益財団法人京都産業21/公益財団法人京都高度技術研究所/西日本旅客鉄道株式会社
協賛・サポーター

株式会社Kaori Nakano 中野香織/川徳商事株式会社/クラウドファンディングBOOSTER/久柳-kuryu- 届けたいのは、想い/多田尚子/nola株式会社/マナブデザイン 高橋マナブ/株式会社波多野製作所 波多野隆史/NPO法人bankup/株式会社誉勘商店/Hiroki Minakuchi/古都音株式会社/飯田隼矢

MADE IN KYOTO TOURS ツアーの一部は、環境省の令和6年度 地域循環共生圏づくり支援体制構築事業として実施しています。
本事業は、京都市および公益財団法人京都文化交流コンベンションビューローの助成金を活用し実施しています。